つれづれなるままに、日々の事を記録しています。


by rotta0308
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クリムト、シーレ ウィーン世紀末展

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先日、大阪のベイエリアまで足を延ばしたのはこちらの展覧会のため

なかなか触れる機会のないウィーン世紀末美術

初めて目にしたのは、2003年兵庫県立美術館のクリムト展
その圧倒的な「美」にすっかり魅せられてしまいました

この時はクリムトの大作が4点ほど
ユディットI、フリッツァ・リートラーの肖像、ヌーダ・ヴェリタス、ミーリエ・フリーゲ

それに比べると今回の展覧会は大作はありませんでしたが
ウィーンの世紀末美術の流れを知るにはとても面白く、いい展覧会でした

今回の目玉、上の絵は、
この時代、保守的な芸術のあり方から脱したいと新しい「美」をもとめ始めたウィーン分離派、
クリムトのこの作品は胸の所に、アッカンベーをした顔が描かれてるんです
いままでのあり方を嘲笑するような
金の鎧と金の棒をもってたつこの女性は、新しい革命の象徴だとか
左下に描かれた両腕を広げたヌーダ・ヴェリタスに似た裸の女性も特別な意味をもってるように見えます

クリムトの油絵が少なかったのに対し、今回、印象に残ったのはエゴン・シーレ
こちらも小作品ながら沢山の作品が集められて、とても興味深いものでした
決して自画像を描かなかったクリムトに対し、最後まで自分の内面、人間の内側に目を向け続けた
シーレ。一見、まったく相対する個性のように見えますが、クリムトとは尊敬しあい、子弟のような関係でありながら固い友情で結ばれていたとのこと

ウィーン世紀末を語る上でかかせないこの2人
お互いがお互いを際立たせてるように感じます


時代がいつもそうであるように、ウィーン革命派が保守的な絵画からの脱却を願ったように、
1900年代初頭になってくると、今度は装飾的なものへの嫌悪から、淡々とした作品が増えてきます
キュビズムなどの影響をうけたものから、グラフィック的なものまで

ウィーン世紀末美術の始まりから終焉まで
ゆっくりと知る事のできたいい展覧会でした


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今回はゆっくり3時間ほどかけて

絵をみるのは疲れます*-*


この日はもう一つ国際美術館も予定してましたが、美術館の梯子は無理
また出直すことに


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写真 HPより

今回訪れたサントリーミュージアム天保山
安藤忠雄さんの建築
サントリーとキリンの合併が決まってほどなく、
こちらの美術館の閉鎖が決定しました
東京にサントリー美術館ができたので2つはいらないということでしょう

100年に一度の不況
残念でなりません
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by rotta0308 | 2009-11-06 12:29 | 美術館