塩田千春/精神の呼吸
2008年 07月 24日
国立国際美術館でモデリィアーニ展と同時開催されてた「塩田千春 精神の呼吸」
現代アート、わからないながらももくもくと見てます。
でも、、、、彼女の作品にはなにかしら強く感じるところあり。
写真の作品を遠くから見た瞬間、「DNA」という言葉が頭に浮かんだのですが、
タイトルは「DNAからの対話」でした。
言葉にするのは難しいのだけど、記憶の底に眠ってるものが、血の中でぐらぐらと
動き始めるような。。。
一つ一つの靴に赤い糸が。。。
他にも
写真/hpより
During Sleep /沢山の白いパイプベッドが無数の黒い糸で蚊帳のように覆われてます。蜘蛛が糸で獲物を包むような感じにみ見えるし、蚕のようにもみえます。明け方の不安をイメージした作品。
写真/hpより
皮膚からの記憶./これは巨大な薄汚れたドレスが5枚。
洗っても洗っても落ちないもの。。。塩田さんが海外で生活する時に日本人というアイデンティティーを日本にいる時よりも強く感じたと。
すべての作品は圧倒的な迫力をもって、人間が抱いてる漠然とした不安と、だからこそ発せられるエネルギーのようなものを同時に表してるように感じました。
塩田千春/ベルリンを拠点に国際的に活躍する美術家
〜9/15
国立国際美術館
写真はクリックで大きくなります。
by rotta0308
| 2008-07-24 13:04
| 美術館
|
Comments(0)